大動脈 WSS、施設をまたぐ正常値なし 装置・磁場強度・後処理ソフトで変動
大動脈疾患における 4D Flow 由来 WSS — 正常値がまだ定まっていない
The Role of 4D Flow MRI-derived Wall Shear Stress in Aortic Disease: A Comprehensive Reviewない。この総説は疾患ごとの WSS 値も正常範囲も示していない。理由は標準化されていないからで、装置メーカー間、1.5T と 3.0T の間、そして後処理ソフト間で値が有意に違う。使えるのは同一条件内での高低の比較に限られる。
WSS の絶対値を施設間で比較できない理由を、総説の立場から整理した一報です。当社にとって直接関係するのは、後処理ソフトによって WSS の値が有意に違うと明記されている点で、実名で挙げられた6種類の商用プラットフォームには当社の iTFlow も含まれています。つまり「他社ソフトで出した値と合わない」という問い合わせは、解析の誤りではなく現状そのものです。この総説を引いて、値ではなく高低の分布で議論するよう案内できます。標準化された手順の確立が臨床応用の前提だと結論しています。