CT 由来 WSS、心筋梗塞の予測で狭窄度を上回る ただし無作為化試験はいまだなし
冠動脈の乱れた血流と WSS の計算評価 — 現状の総説
Advances in the Computational Assessment of Disturbed Coronary Flow and Wall Shear Stress: A Contemporary ReviewWSS の閾値は 1 Pa 未満を低、1〜7 Pa を正常〜高、7 Pa 超を高とする合意枠組みが示されている。EMERALD では CT 由来 WSS が狭窄度や高リスクプラーク所見より心筋梗塞をよく予測した。ただし CFD の臨床効果を検証した無作為化試験はなく、計算コストと自動化が障壁として残る。
冠動脈 CFD の現在地を数値付きで確認できる総説です。閾値の合意枠組み(1 Pa 未満/1〜7 Pa/7 Pa 超)が示されているため、自社の解析結果をどう表現するかの基準になります。もう一つ重要なのは、CT-FFR と QFR が侵襲 FFR と同等の診断精度を示す一方で、TARGET 試験では血行再建が増えても症状の改善も心事故の減少もなかったという記述です。診断精度と患者利益が同じではないことを示しており、顧客に技術の位置づけを説明するときに引ける材料になります。