Fontan の CFD、約束できるのは肝静脈血流の分布まで 転帰が良くなるかは未確認
Fontan 手術計画 — 到達点と、まだ検証されていないこと
Fontan Surgical Planning: Previous Accomplishments, Current Challenges, and Future Directions肝静脈血流分布の予測は、類似形状の再手術で実測と10ポイント以内に収まっている。一方「予測はどれだけ正確か」「転帰は改善するか」「手術時間や再手術は減るか」はいずれも未検証で、著者はこれを最重要の今後の課題としている。境界条件の予測が最も弱い部分。
手術計画の依頼を受けたときに、何を約束できて何を約束できないかを整理できる総説です。実証されているのは形状の再現性と、条件が近い場合の肝静脈血流分布の予測精度までです。転帰の改善は検証されておらず、著者自身が結果を「セカンドオピニオン」として扱うよう述べています。境界条件の扱いが最も弱い部分だという指摘も重要で、術前の波形を術後にそのまま当てる前提には生理的リモデリングが反映されていません。期待値を合わせる材料として使えます。